黄金の都 シカン
1000年の眠りから覚めた黄金の都 シカン。
シカンの遺物が、古代アンデス黄金文明の謎 インカ帝国のルーツを解き明かす!
8月8日(土)夜9時放送 TBS 「日立 世界ふしぎ発見!」 ぜひ、ご覧くださいませ。
そして現在、上野の国立科学博物館で
TBS「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」 開催中です。
(PERU,CHICLAYO シカン博物館 黄金大仮面の前で島田泉教授と)
1000年の眠りから覚めた黄金の都 シカン。
シカンの遺物が、古代アンデス黄金文明の謎 インカ帝国のルーツを解き明かす!
8月8日(土)夜9時放送 TBS 「日立 世界ふしぎ発見!」 ぜひ、ご覧くださいませ。
そして現在、上野の国立科学博物館で
TBS「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」 開催中です。
(PERU,CHICLAYO シカン博物館 黄金大仮面の前で島田泉教授と)
10世紀から11世紀にかけて空前の繁栄を遂げ、たった100年で滅びた黄金の都。
1000年もの間忘れ去られ、わずか18年前まで知られることのなかった「シカン」。
このシカン遺跡の存在を明らかにしたのは、なんと..日本人考古学者! 島田泉教授。
今回、島田先生に遺跡へ同行していただきながら、いろんなお話を聞かせてもらい、考古学のおもしろさに興奮してしまった。
今まで聞いたこともなかったインカ帝国のルーツ、これまで見たこともなかったようなミイラの埋葬のされ方、信じられないほど美しい膨大な量の黄金埋葬品。
墓の主が見ていた方向には何があったのか・・・なぜ人々は神殿をつくり、仮面をつくり、黄金や土器で埋め尽くし、ミイラにしたのか。
いろんな疑問が浮かぶけれど、それは正解のない謎解きのようで(でも、その推理がまた楽しくて)まるで女版インディアナ・ジョーンズになったような気分。
このシカン遺跡を通じて感じた人間の無限の力。どんな場所にも…「想いは残る」。
正解は無くとも、そこに「想いを馳せる」ことが大切なのかもしれない。
なぜこれを造ろうとしたのか、何を伝えたかったのか、私たちに何を残してくれたのか。
長い長い歴史の中で、数え切れないほどの人々の苦楽が私たちに繋がっている。
彼らもまた、海を渡ってやってきた彼らの祖先(ニャイン・ラップ)を敬っていたのだと考えると、仮面の向きにも納得がいきます。。。!
さて、30年前の発掘作業の現場ではまだケイタイも無い、パソコンも使用していない、テレビも無い・・・広大な大地の中での生活は世間と隔絶された空間だったそうです。
あぁ、そんな空間で古代のロマンに包まれたい!
「先生、30年間同じ場所で発掘作業を継続できる原動力は何ですか?」
「若い仲間たちのパワーに接しているからかもしれないね。しかしながら、1000年という長い時間に比べれば、たった30年ですべてをわかろうとするのはとてもおこがましいこと」。
「ペルーの国から見れば、外国人が日本の天皇のお墓を掘るようなものですからね。今後この発掘をペルーの人に引き継ぎたいと考えているんです。」と語って下さった島田先生。
でも、先生はペルーの人たちにとっても、すばらしい功績を残していらっしゃると思うんです。(私がこんなえらそうなこと言えたものではありませんが…)
それにしても・・・
いつだって人は一人では生きていけないものなのですね。
いくつものピラミッドだって大勢の人々の力が結集した証。。。
(in Peru, Chiclayo/ あっちも、こっちもピラミッド! シカン遺跡にて)
ペルーに来たら、セビーチェ ceviche !食べよう。
タコのセビーチェと鰆のセビーチェ 他にもウニのセビーチェなど・・・
(あ、よく見ると「おてもと」が出てる)
ライム(又はレモン)をまぶした「魚介のマリネ」。さっぱりしていて美味しい。
↓いろんなスパイスで和えてあるカニ。ごはんに合いそう。(手前はお芋)
↓こちらはタコの唐揚げ ライムを絞っていただくとさらに美味
↓こちらは海鮮チャーハン
どれもこれも美味でした☆
in Peru, Lima /Restaurant Huanchako
高い湿度と潮風でお肌は化粧水が必要ないほどべたつくけれど
これから冬になるペルーは肌寒いです。
真っ白なテントの下に隠されているのは・・・
エル・ブルッホ神殿。遺跡の壁面には壮麗なレリーフが。
そしてエル・ブルッホ博物館は今年4月にできたばかり。
館内に展示されているミイラに感動!
in Peru 北海岸 トルヒーヨTrujillo エル・ブルッホ神殿 より
こちらは、ペルー海岸部で漁に使われていたトトラ舟。
葦(アシ)でつくられている舟です。まるで藁納豆のように見えますね。
後ろにあいた窪みに獲ったお魚を入れます。そして、人はとんがったほうに乗ります。
このトトラ舟、なんと1000年以上前から製法も使い方もまったく変わっていないんです!
放送では残念ながらこのトトラ舟にはお目見えできないと思いますので(編集の都合上おそらくカットになっちゃうと思う・・・)
ので、荒波に乗り込んだ私の勇姿をこの場で見ていただきたいと思います。
さぁ、いざ海へ!
荒波にも耐えられる安定感はお見事。波に乗って舟が進む気持ちよさ。
ちなみに、オールは竹を真っ二つに割ったもの。これも古代からそのままだそうです。(手のひらが筋肉痛…(笑))
長時間海に出ていると体が大分冷えましたが、ほんとうにたのしかった。
そして、そのまま漁へ!
手釣りした魚(&網にかかった魚)は昔と変わらず。
(そのお魚は古代の土器にも描かれていたのですが…)
舟作りも、葦を束ねるところか始まり、完成まで丁寧に教えていただきましたが、
その製法が1000年以上もの間、脈々と受け継がれていることにほんとうに感動しました。
新しいことの発明も大切。でも、こうした先人の知恵を大切に残し活用している人々がいることも大切だと思うのです。それがとてもとても貴重なことだと感じてなりません。
トトラの作り方を一から教えて下さったおとうさん、漁に一緒に出て下さった息子さん、お魚を料理して下さったおかあさん。
ここで暮らしている人々の眼差しはとても力強くて優しかったなぁ。
また、ゆっくりと訪れたい場所です。
(in Peru / Trujillo ワンチャコ海岸(Huanchaco) )