投稿者: Mika Sakamoto -Around the World-
春を呼ぶ野菜~新ばれいしょ
Thanks Mother’s Day
koinobori
京都から東京に戻り、写真展の準備、原稿の執筆、締め切りにまにあわせるぞと、DMのデザイン、キャプション等、ゴールデンウィークは一人黙々と鋭意制作中です。苦闘しながらもたのしんでおります。さて、最近のプロフィール写真が無いことを山岸伸先生にご相談しましたら、おどろきもものきさんしょのき!快く撮影して下さいました。「今からおいでよ。」と先生。スタジオに撮影機材が組んであり、むしろ今日がベストタイミング。「すっぴんなのでメイクしたり身支度に、2時間ほどかかります。」と言ったものの、着替えもせずに、その日着ていたそのままの格好で先生のスタジオに向かいました。30分ほどで準備がととのい、1時間後には先生のスタジオにおりました。顔むくんでいないかな、大丈夫かな?赤いTシャツに、ジーンズに、キャップ、リュック、カメラを構えて・・。いつでも、どこでも、どんなときでも撮られて大丈夫な私でありたい。さて、撮っていただいた写真を17枚ほど選び、その中から1枚に絞るのにどれだけ迷ったことでしょう。「この子、悩む子だから、長く見せないで。」と、お弟子さんに指示を出す先生。お忙しい中、すみません。家族、友人、マネージャー、そして山岸先生にもどれがよいか投票していただきましたが、結局、どんな意見を言われても最後に決めるのは自分なんですよね。決めすぎていない笑顔の1枚にしました。さてさて、夏の写真展、ぜひ多くの方にいらしていただきたいと願っております。どうか楽しみになさっていてください。わたしも今からとても楽しみです。どうか皆様に喜んでいただけますように。
p.s.(帰り際の先生とのツーショット)
京都にて
そらまめのへそのお
「ほら見て。まるで、おかあさんのおなかの中で繋がっていた、へその緒みたい。」”お歯黒”と呼ばれるそらまめの黒い筋の爪の部分がさやの中に残っていた。その爪を、 “へその緒” と言った母。では、お歯黒は一体どなたが名付けたか。へその緒も、お歯黒も、「確かに・・・」 と、実を見ては笑みがこぼれる。そらまめは、さやを開いた瞬間が素晴らしい。宮殿のようだ。どんな毛布にも敵わない、ふかふかの綿毛の中で、一粒一粒が、まるで母親の子宮に守られて居るように、一粒一粒が、へその緒でしっかりと繋がっているようにそこに居る。言われてみれば、実は丸まった赤子のように見えなくもない。そらまめの育ての親にとってこの愛しさは如何ばかりであろう。指宿で寒害に耐え、守られながら逞しく育ったそらまめが、生き抜いてきた強さまでも私に与えてくれている。そらまめから旬の命をいただいて、今日も「きばっど!」