こちらは、ペルー海岸部で漁に使われていたトトラ舟。
葦(アシ)でつくられている舟です。まるで藁納豆のように見えますね。
後ろにあいた窪みに獲ったお魚を入れます。そして、人はとんがったほうに乗ります。
このトトラ舟、なんと1000年以上前から製法も使い方もまったく変わっていないんです!
放送では残念ながらこのトトラ舟にはお目見えできないと思いますので(編集の都合上おそらくカットになっちゃうと思う・・・)
ので、荒波に乗り込んだ私の勇姿をこの場で見ていただきたいと思います。
さぁ、いざ海へ!
荒波にも耐えられる安定感はお見事。波に乗って舟が進む気持ちよさ。
ちなみに、オールは竹を真っ二つに割ったもの。これも古代からそのままだそうです。(手のひらが筋肉痛…(笑))
長時間海に出ていると体が大分冷えましたが、ほんとうにたのしかった。
そして、そのまま漁へ!
手釣りした魚(&網にかかった魚)は昔と変わらず。
(そのお魚は古代の土器にも描かれていたのですが…)
舟作りも、葦を束ねるところか始まり、完成まで丁寧に教えていただきましたが、
その製法が1000年以上もの間、脈々と受け継がれていることにほんとうに感動しました。
新しいことの発明も大切。でも、こうした先人の知恵を大切に残し活用している人々がいることも大切だと思うのです。それがとてもとても貴重なことだと感じてなりません。
トトラの作り方を一から教えて下さったおとうさん、漁に一緒に出て下さった息子さん、お魚を料理して下さったおかあさん。
ここで暮らしている人々の眼差しはとても力強くて優しかったなぁ。
また、ゆっくりと訪れたい場所です。
(in Peru / Trujillo ワンチャコ海岸(Huanchaco) )
“トトラ!” への4件のフィードバック
ペルーには、僕が行って見たいサーフポイントが沢山あります。
中古車を買って、お気に入りのサーフボード数本と、バックパックを持って
スペイン語勉強しよっと。ところで三佳さんご一緒します!?
スペイン語教えてもらう代わりに日本語教えちゃうとか!?ファームで無給で働いて、食事と住いを提供してもらうとか?用心棒はここにいますよ。(笑)
うっへーっ、勇ましいですね!
三佳さんは、その土地土地の文化や、歴史を体感する天性のパワーがあるのですね。
脈々と続く人間の知恵と勇気を感じたときは、荒波だろうが、冷たい海風だろうが、三佳さんを退ける障害にならないのですね。むしろ、楽しんじゃってる。すごい。
「トトラ舟」なんと1000年前から同じ製法で作られ、利用されて来たのですね。そういった舟があることは知っていましたが、1000年前からとは知りませんでした。三佳さんの今回のペルーの旅のご報告はとても楽しめると同時に、とても勉強になります。
さて、三佳さんはなかなかの冒険者ですね!初めてのトトラ舟に乗り荒海に船出されるとは!その勇姿が放送されない可能性があるのですか、至極残念ですね。しかし、写真でしかと、目に焼き付けます。オールの竹は、さぞかし持ちにくかったことだと思います。ふたつ割りの竹は幅が広いので。
最後に三佳さんが書いていらっしゃる内容には感銘を受けました。
「先人の知恵を大切に残し活用している人々がいることも大切」まったくその通りだと私も思います。そんな環境の中で生きている人々の眼差しはとても力強く優しくなるのでしょうね。
上手く表現できませんが、人間どのような生き方が幸せなのか、人間らしいのか、考えさせられます。
三佳さんの旅先での視点にはいつも感心させられます。
日本に居ながらにして、ペルーに旅している気分が味わえます。本当にありがとうございます。
あ~ペルーに行きたい!
三佳の勇姿を拝見させていただしました。
楽しそうそうですね。