DIARY

portraits 見出された工藤正市 

[ portraits 見出された工藤正市 ] 写真展へ。


1946年(昭和21年)から東奥日報社の新聞記者をされていた工藤正市氏。その娘さんの工藤加奈子さんとは、番組のロケで海外の様々な場所へミステリハンターとしてご一緒させていただきました。

工藤加奈子ディレクターが、亡きお父様の膨大なネガをご実家で発見し Instagram に掲載したところ世界的な反響を呼ぶことに。
私も、工藤さんのInstagramで毎日更新される写真に静かに感動していた一人です。

この度、東京で初めて写真展が開催されるということでギャラリーを訪問。

50年代の戦後の青森、そこに生きる人々の営み、その一枚一枚には、なんともいえない、人への優しさと愛情がにじみ出ていて「素敵な写真だなぁ」と幸福な気持ちになるのです。
写真の中には今の時代では考えられないような光景もあり、そして、生活の音、笑い声や話し声まで聞こえてきそうな生き生きとした作品群に感動します。
被写体の笑顔がまた素晴らしく、シャッターを切っていたご本人も同じく笑顔だったのだろうと想像します。

工藤正市氏が報道のカメラマンとして下北半島の北限の猿を撮影されたお話なども工藤加奈子さんご夫妻から伺い、その時の猿の写真がインスタグラムに掲載されているということで探してみると…発見! そこに書かれている撮影時のエピソードがまた素敵なのです… 「ホント」

お父様が押入れに封印していた膨大な写真が、半世紀以上を経てこうして蘇り・・・貴重な写真を見させていただき ありがとうございます。

 

【連続企画「都築響一の眼」vol.4/portraits 見出された工藤正市】
2021年6月9日(水)– 6月26日(土) @ Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery 東京・馬喰町

>> http://kkag.jp

ギャラリーへは感染予防対策にご留意の上、お出かけいただけましたら幸いです。

 

>> Japan Times (English)

>> 海と日本PROJECT in 青森県

 

2021.06.09

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