平成三十年 佃 住吉神社例大祭
今年は、三年に一度の本祭り。
獅子頭の宮出し、八角神輿の宮出し、御神輿が船に乗って氏子を巡る船渡御、
町内巡行、宮入り、御霊遷し、帰社祭り・・・と、四日間かけて佃祭りが行われます。
お祭り三日目の朝五時半。
静かな下町に、神輿を担ぐ法被姿の男衆が揃い、厳かな空気が漂っています。
御神輿が神社から出る儀式が始まると、男衆が一斉に御神輿へ走り出す様は圧巻。
朝六時、いよいよ、宮神輿(八角神輿)の宮出しです。
せいや! せいや! せいや! せいや!
威勢の良い掛け声、美しいお囃子、厳かな祝詞・・・
江戸時代から脈々と信仰されてきた佃の神様へ、感謝の心を伝える市井の人々の想いに
心が震える。
晴海沖にて、御神輿を乗せた船の巡幸を、沢山のあたたかな拍手でお見送り。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい!」
平成最後の祭りの夏の朝。
08.05.2018