1934年(昭和9年)に竣工の歴史的建築、重要文化財「明治生命館」竣工90周年記念
織作峰子さんの写真展「刻のきざはし」。
織作峰子さんの美しいお声による音声ガイドで より一層 建物への理解が深まりました。
夕刻、私以外は警備員さんだけで…
一人独占状態で静かに館内を巡ることができた贅沢な感動のひとときでした。
西日に照らされる階段、窓の向こうに見える皇居、メールシュート、吸塵バルブ、食堂のレトロな昇降機、
非常口誘導灯もエレベーターも、天井も素晴らしすぎてため息が溢れました。
3つの応接室の中で私のお気に入りはスパニッシュ様式の南西隅応接室。
それぞれのお部屋に展示されている織作峰子さんのお写真はモノクロームで美しい過去に感じられるのに、
そのすぐ側には写真に収められている実物の家具が存在する…それを私の眼で見ている不思議。
とても素敵なタイムトリップ。 写真展は3/31まで
明治生命館 意匠設計 東京美術学校(現 東京藝術大学)教授であった岡田信一郎 氏(1883〜1932)
“「刻のきざはし」” への1件のフィードバック
「明治生命館」、時代を感じる重厚な造りですね。
新丸ビルが建ったりと風景が変わっていく所もありますが、KITTEのようなリノベーションもあり、街がどのように変わっていくのかを観察するのも面白いですね。