カメラ片手に谷根千探訪。
朝倉彫塑館、根津神社、観音寺の築地塀など
朝倉文夫氏の素晴らしいアトリエ兼邸宅を後にするとテンションが上がっていた。
朝倉彫塑館にはずーっといられると思うほど、素晴らしい造り。
まだ出会っていなかったすばらしい感動がたくさんあるんだなぁ。
それに気づくには何年もかかるものなのね。と、年上の人が言う。
そうそう、今朝、台所で「あっ、松崎の香りがする」
と思ったら、アシタバの香りだった。
「あら、すごいわね、これは松崎の方にだけ自生するものだからね」と、母。
調べてみると明日葉は、日本原産で房総半島から紀伊半島と伊豆諸島、伊豆半島、太平洋岸に自生する野菜らしい。
… 香りが呼び起こす記憶って、やっぱりあるんだ。これって、すごい… と、一人感動した。
「今日摘んでも明日にはもう芽が出てくる」と言われる生命力の強い明日葉。
道中くたびれ果てた旅人がこの明日葉を食べたら元気が出て、「明日も旅をできる」ということから明日葉(アシタバ)と名付けられたとも。
とにかく、とても生命力の強い葉っぱなんだ。
今朝は、明日葉をおみおつけにしていただいた。
“思いがけず”、とか、”ひょんなことから”とか、好いなぁと思う。
自分以外の人から見たら、なんでもないことに、何故か感動している今日この頃です。
3.17.2019
“ちいさな発見” への1件のフィードバック
谷根千
谷根千と言われるようになって四、五年だろうか。
ここは隠れた田舎町です。
東京の田舎町。
ここは私か子供の頃からの遊び場。
細い路地にパン屋さんがあったり、
谷中に根津大名時計博物館が猫さんに囲まれた門にあったりする。
わたしの家はへび道という七曲りの細い道の曲がりの一つのところにあります。
ここは、森鴎外、夏目漱石が散策した「藍染川」の跡。
今は大きな土管を埋められてその中わ流れ、神田川に繋がっているといいます。
狭い路地に鉢植えの花が四季折々の花が咲き、ここは路地がとても素敵な場所です。
薬草も「雪の下」「明日葉」など古い人に聴くと色々教えてくれる。
一度じっくり散策するのもいいかもしれません。
それから、根津神社には古い水飲み場があったと思います。その水飲み場は、森鴎外軍医が寄贈したと刻まれています。
大きな岩のベンチは夏目漱石が毎日そこに座って思案をしていた石です。
まだまだ隠れたお宝みたいな物が沢山ありますがそれらを探すのも楽しい所です。
(o^^o)