稲澤美穂子さんの個展「産土(Ubusuna)」
最終日、ぎりぎりになってしまいましたが、拝見いたしました。
和紙に、時には反物に、日本各地の土を絵の具として描かれた日本画展。
土の絵の具が醸し出す、幽玄な世界…
どこか懐かしささえ覚えるのは、やはり「土」という純朴な顔料が醸し出しているからでしょうか。
女性らしい繊細な線や優美さかと思えば、時に力づよい潔さ・・・。
また、額装や展示方法も、実に作品にマッチしていて、稲澤さんの世界観に引き込まれる。
短い時間ではありましたが、深い感動を覚えました。
帰りは、南青山の「OVE」で、心あたたまるお食事もいただくことができて、至福のひと時でした。
11.28.2018