かなり前ですが、国立科学博物館にて【医は仁術】展を観覧し、印象に残った言葉。
酒は微酔、花は半開ほどほどに….. 医は仁心を以て行ふべし。
花は半開の五分咲きの時期に観るのがいちばんよく、酒はほろ酔い気分で度を超さない程度に飲むのが適量だということ。(その ‘ 程 ‘ の判断がなかなかむずかしいのだけれど。)医療行為はお金持ちでもそうでないひとにも思いやりの気持ちを持って平等に対処する。
現在の医療技術に至るまでの過程を辿りながら、古来人々が体と向き合い病気と向き合い格闘してきたのだと、肉体の神秘を感じずにはいられなかったけれど、
闘う、というより、働いてくれている自分の内臓、筋肉、細胞すべてに感謝しなくては、という思いが強くなる展覧会だった。
最後の映像シアターでの鉄拳さんのパラパラ漫画がじわっと沁みました。
“酒は微酔、花は半開ほどほどに” への2件のフィードバック
「ふしぎ」でも紹介されていて興味深い展覧会でした!
行く事は叶わず残念でしたが、
この三佳さんの感想が核心を伝えてくれたように思えます!!
三佳さん、なかなかシブい展覧会に行かれたんですね。
多分、花は五分咲きの頃が一番美しく、お酒はほっぺがうっすら赤くなったぐらいでやめておくのが一番で、お医者さんは医術をただの金儲けだけの為に使ってはいけないって、ことなんでしょうね。
ところで、三佳さんはお酒は酒豪の部類に入るくらいなのかな?
ビールを一口飲むと少し酔って、ほっぺがうっすら赤くなるって、ことはないか、、、(笑)
なにはともあれ、先人の知恵を学ぶことはとても大切なことだと思います。昨日今日学んだことではなく、永い時間をかけて身をもって得た知恵なんですから。きっと役に立つ!
そうそう、戦前に生まれた人で肉体労働で体を酷使していた人は、体格こそ今の人よりずっと小さい人が多かったけれど、今と違い栄養価の高くないものを食べていたにも関わらず、今のひとよりずっと力も体も強かった。これは私が身をもって実感したことです。
やっぱり、子供の頃より体を労働で鍛えていると体の作りが大きく違って、適応力というか、人間とはすごい生き物だなぁとも思っています。
鉄拳さんのパラパラ漫画って、ほんとにいいものですねぇ。シンプルだけど心に響くものがありますね。