'10 Chihuahua

‘走ることについて語るときに僕の語ること’ 的な

さて、タラウマラの人々に会いに行くため、メキシコ・チワワ州へ。

MEXICO CITY(メキシコシティー)からLOS MOCHIS(ロスモチス)へ飛び、

チワワ太平洋鉄道 ロスモチス駅からDivisadero(ディビサデロ)駅へ。

mexico (21)

列車はゆっくりと進み、車内で朝ごはん。

mexico (6)

乗客の多くは家族連れの観光客。

mexico (7)

チョリソ入りたまご焼きと、お豆とタコスです。

mexico (8)

早朝出発した列車は昼過ぎ(14:00は過ぎていたかな?)ディビサデロ駅に到着。

海抜0mから→2000m以上の高低差。

mexico (9)

駅のホームの屋台でいただいたお昼ごはんはエンチラーダ、ゴルディータ、etc…。

ここで私を迎えてくれたのはグランドキャニオンの4倍といわれる、なんとも崇高な銅渓谷( Barranca del Cobre)。

Hotel MIRADOR(★★★★★)の部屋ではこの絶景をひとり占めできるけれど、

mexico (20)

Piña Colada(ピニャコラーダ)片手に、ひとりで楽しんでも・・・ね、

あまりにも、もったいない・・・。

朝食もこの絶景を横目にいただきました。

mexico (5)

メヒカーナというたまご焼き料理、ポテト、お豆です。

mexico(22)

さて、タラウマラの人々が暮らすパナラチ村へ。

宿泊は村の学校。断水のためシャワー浴びれず。。。

トイレの水は出来るだけ頻度を減らしバケツで流します。

その水を坦々と黙々と運んでくれた村の子供たち。

mexico(6)

電気も通っていないから、夜は蝋燭の灯りが頼り。テレビもないし電話もない。

もちろんコンビニもないし、お菓子もない。

川でお洗濯をし、トルティーヤを焼き、トウモロコシを炒る村の女性たち。

mexico (13)

日中は日差しが強く、カラッとした暑さだけれど、標高が2,000mを超えるこの場所は夜が冷える。

就寝時、寝袋の中ではこわいくらい音がない、静かな夜。

mexico (14)

mexico (12)

mexico (15)

mexico (23)

mexico(25)

mexico (22)

断水3日目。

そろそろ髪がきしみ、頭がかゆくなってきた…(笑)。

それにしても、なぜ彼らは走るのか。

160Kmのウルトラマラソンで優勝するほどの驚異の持久力を持つタラウマラの人々。

ねぇ、160kmって・・・

しかも、その足元はランニングシューズではなく

タイヤで作った万能サンダル「ワラッチ」。。

mexico (2)

mexico (3)

タラウマラの人々は、特別なトレーニングは何もしない?

トウモロコシを石臼で粉状にすり水を混ぜたピノーリという飲み物が唯一の栄養ドリンクといった感じ。

彼らにプロテインなんて必要ない。

普段はゆっくりゆっくり隣家まで歩いて移動しているし。。

お肉はあまり食べないのだろうか。

「小さい頃からずっと走ってきたから、これからも走り続ける」というマデロさん。

悩み事や考え事で頭をいっぱいにしたなら、体を動かせばいい。

タラウマラの祖先は、敵から身を守るため、走って走ってここまできたのだろうか。

ウルトラマラソンの参加も、優勝が目的ではないのかもしれない。

もしくは、時間の概念が私たちとは全く違うのかも。

最強のランナーはとてもとてもおだやかで、シャイで、おもいやりがあり、彼らから闘争心は微塵も感じられなかった。

なぜ走るの?

風を感じるため。DNA。

生きるため。

この過酷な渓谷に生きる人々、、、その祖先は?

そして、タラウマラの祖先を探ってたどりついた、この断崖遺跡 “Las Cuarenta Casas (クワレンタ・カサス)” を目にした時のなんともいえない昂揚感。

こんな断崖に住んでいた!?!?

まさに、断崖遺跡!(写真じゃまったくもって分からないですね。。)

mexiko

この遺跡に辿り着くまでの道のりがまたすごい。

13世紀ごろ作られたという謎の断崖の家、、、

この絶景を目の前にもくもくと疑問が湧き上がる。

どんな人々が、何のために、どうしてここに!?

さらに、4~5階建ての集合住宅が連なっていたというパキメ遺跡には

水路や住居や球戯場の跡など、高度で豊かだった文明のおもかげが。

mexico (18)

mexico (17)

mexico (19)

ちなみにこのPaquime(パキメ)遺跡は、UNESCO世界遺産です。

9月4日(土)21:00放送の「世界ふしぎ発見!」を どうぞおたのしみに!

‘走ることについて語るときに僕の語ること’ 的な” への7件のフィードバック

  1. 9月4日必ず観るきね!楽しみぜよ。
    ところで、毎日暑い日が続きゆうけんど、元気に毎日を過ごしゆうかよ?
    土佐も暑いけんど、江戸は緑が少のうて、ビルばっかりじゃき、こじゃんと暑いがじゃろうね。
    等々力渓谷には行ったかよ? ちったぁ涼しいかもしれんね。

    三佳ちゃんは頑張り屋さんじゃけんど、あんまり無理をしたらいかんぜよ。

  2. 久しく書き込みごぶさたしています。

    それにしても、皆さん仰っていますが、すごいの一言。過酷な状況が伝わってきます。
    ピナコラーダ片手に、とろんとした目でいるのは、酔っているのか、はたまた、疲労なのか???
    体は疲れていても、表には出さなさそうなので、酔っているのでしょうね。
    9月4日を、楽しみにしています。

  3. 走るタラウマラの人々を訪ねられたメキシコの旅。
    たくさんの素敵なお写真と、素敵なお話!ありがうございます。
    まず、メキシコにはチワワ州って名前の州があるんですね、犬のチワワのもとになったのかな?
    さらに、海抜0mから2000m以上の高低差のある鉄道の旅!私は多分、外の景色に目が釘付けになると思います。そして、俺様ならぬ、三佳様の朝ごはん(笑)!おいしそう。
    そして、グランドキャニオンの4倍もある崇高な銅渓谷!!!
    さぞかし、雄大な絶景なんでしょうね。放送で拝見出来るでしょうが、実感する為には、やはり現地を訪れないと無理でしょうね。
    そんな絶景をホテルの部屋から見れて、ひとり占め!いいなぁ~羨ましいなぁ。
    そしてそして、タラウマラの人々の村! 電気のない、水の供給も不安定な高地の生活。
    三佳さんはどのように感じられましたか?
    今の日本では想像もつかない、大変な日常を送っていると思います。
    しかし、不便だから不幸か?と言えば、そうではないんではないでしょうか。
    むしろ、本来の人間らしい生活、幸せがそこにあるように感じます。
    なぜ、彼らは走り続けるのか?、いろいろな理由があるんでしょうが、昔ながらの生活を守りながら厳しい環境の中で、こつこつと生き続けて来たことに、今も走り続ける理由があるんではないかと思います。
    世界遺産に登録された遺跡や、断崖絶壁にある遺跡、雄大なメキシコの大自然!、そして、タラウマラの人々の謎!放送がとても楽しみです。
    もちろん、素敵な素敵な三佳さんの勇姿も☆。
    私もいまから、なんともいえない高揚感を感じています!

  4. 三佳さんの生活…生き方…正直信じられない…。
    「すごい」の一言です。
    観光なら一度ぐらい行ってみたいような気もするけど。
    いろ~んな経験してますよね…僕の数倍いや数十倍いや数百倍、もっとでしょう!
    とにかく身体に気を付けて無理せず(無理してます?)マイペースで頑張ってください!
    放送絶対観ますから…楽しみにしてます!!!

  5. 素敵な更新有難う!勇気が湧いてきます。
    心穏やかで、争いを好まず、自然の恵みに心から感謝し、生と死を重んじる人達は、きっと絆を信じて自分達が安心して、生活出来る土地を求めて旅をしてきたのですかね?
    答えはきっと月明かりの夜にですかね?月光仮面さん!?
    ところで、新婚旅行が、世界一周の旅になってしまった、日本人男性と多分メキシコ人女性の夫婦の話はご存じ?
    三佳さん次は一緒に…!?Hasta luego!!

  6. 断水でほとんど水が使えないって凄く大変ですね。
    三佳さんの過酷な旅の様子がよくわかりました。
    パキメ遺跡の謎は9月4日(土)21:00放送の「世界ふしぎ発見!」で解き明かされるんですね。楽しみです。

  7. 9月4日たのしみです…予告で三佳ちゃんを確認…もうすぐだと思いましたよ
    遺跡すごいですね~タラウマラの人々もすごい…!
    乾いた空気のなかに潤いを感じます
    人々が自然に溶け込んで、生き生きと生活されているのでしょうね
    放送がたのしみです!
    絶対に観ますよ~!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です