投稿者: Mika Sakamoto -Around the World-
花柳梅静先生
日本舞踊の師匠、花柳梅静先生が旅立たれ、花柳梅静門弟一同でお見送りをいたしました。享年98歳。
お亡くなりになる前日に先生にお会いすることでき、梅静先生の素晴らしい生き様に感動しております。
「死に花を咲かせる」という言葉がありますが、誠に大往生。
柩(ひつぎ)の中で眠る梅静先生のお顔は それはそれはお美しく、本当に少女の如く美しく、今にも花のように舞いそうで
枯れゆき 昇天される その神々しさに はっと息をのみ 胸を打たれました。
私が20代の頃から 踊りのご指導、日常の所作に至るまで、厳しくご指導くださり、
いつも お心にかけてくださった恩情に 感謝でいっぱいです。
メモも録画もせずに、体に染み込ませ、体で覚える。そして 柔軟な心で しなやかであること。
大切なことを先生が身をもって教えてくださいました。
芸能界では数々の俳優さんにも振り付けのご指導をされ、戦時中のお話も聞かせてくださいました。
私は梅静先生の最後の名取として 恥じることのないよう 精進していかねば。
梅静先生、心よりご冥福をお祈り申し上げます。誠に有難うございました。
坂本三佳(花柳静清三)

西田敏行さん…
カメラマンの山岸伸さんがご縁を繋いでくださり、
西田敏行さんの事務所に2017年から2023年まで所属させていただきました。
西田敏行さんとのお芝居で 台詞を交わしたときの あの心が震える感情を忘れません。
事務所の忘年会では、西田さんの秘境での体験談もとても楽しく、
あの日 ほとんどの人が生牡蠣にあたってしまった思い出がありますが、そんな中、西田さんだけはケロッとお元気で…
西田さんは どんな秘境でも どんなものを食べても いつだって元気だったんだよ、というお話を聞き、さすがだなぁ、と感心したことを想い出します。
あの地この地でのお話を それはそれは 楽しく語ってくださり、みんなを喜ばせていた西田敏行さんは 真の素晴らしいEntertainerだと感じました。
西田さんとご一緒できた時間は、あたたかく やさしく たのしく、
そして、芝居に対する深い心意気から学ばせていただいたことは大きかったです。
西田さん 本当にありがとうございました。
西田敏行さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
坂本三佳
秋刀魚

今年の初さんま 焼いていただきました🙏🏻
焼く前の秋刀魚の銀色が美しかった。
秋刀魚を焼く時、小津安二郎監督の「秋刀魚の味」という映画のタイトルをいつも思い出す。それで どんなお話だったかな 再び観てみようかなと いつも思う。同時に 岩下志麻さんが語っていた撮影秘話も思い出す。くるくると糸を巻くシーンだけなのに その巻き方に監督はこだわりがおありで、何テイクも何テイクもそのシーンを撮った、と。小津監督の作品は本当に細部まで美しい。
それにしても すっかり秋の夜長。
涼しい夜風が吹いています。
中秋の名月
山の上方は陽が陰れば涼しく 朝晩冷える日もあり、
コオロギやスズムシのような秋の虫の音は響いておりますが、それでもまだまだ暑い日が続いておりますね。
どうかご自愛くださいませ。
晩柑
九州の柴尾善博さんの晩柑。ほんとうはもっと美しい見た目だったのですが、長いこと冷蔵庫に放置してしまい
(もう、かれこれ2ヶ月くらい冷蔵庫のなかにあり)見た目は枯れてしまいまして、皮がカチカチに石のように固くなってしまいました。
中身もダメかな…と、思いつつ 包丁を入れると、皮の中から現れたその実に驚きました。
弾けるようなプリプリ感!口に含むと 採れたての時より増している甘さ…!
これぞ正真正銘 無肥料 無農薬の自然の恵みの醍醐味。
こういう 究極のおいしい果物や野菜が食べられる私は 本当に幸せ。
と、感動のまま勢いで投稿… でした。
噂の田神さんの青ナス
茨城県の田神俊一さんの青ナス。
塩だけでシンプルに焼いたら… あまりの美味しさに感動…
写真を撮るタイミングを逃し、映える写真を撮れなかったのですが、お腹の中にその精気を取りました。
すばらしかった!
これが 噂の…伝説の…田神さんの青ナスなのですね。
#田神さんの青ナス
#自然栽培のレジェンド 田神俊一さん
感動のまま勢いで投稿…
「ナチュラル・ハーモニー」さんで田神さんのお野菜を購入することができます。
ナチュラル・ハーモニー代表、河名秀郎さんの文章→ 田神アニキとの出会い
又、河名代表は定期的に自然栽培のセミナーも行っています。
秋の気配
昨日、20歳前後の若者たちと共に農作業をしていて
「世界に 一人旅に出るならどこがいいですか」等
いろいろ たくさん質問をしてくれて
あぁ そういうことに興味があるんだ
そういうことに驚くんだ と、私も発見が多い。
いつかね 皆さんとまた語り合える機会をつくりたいと思っているよ… 私がきりとった世界の写真とともに。
なんだか、もう秋の気配。
もう一度、写真の話をしないか。
写真家 ロバート・フランク氏が
アメリカをはじめ世界で撮影した
1950年代の写真が オリジナルの
ヴィンテージ フォト プリントで展示されている。
写真の奥行きに
きりとられたその世界に
静かな感動を覚える。
フランクと同時代の作家たち20名の写真も素晴らしく
大変見ごたえのある展示。
ロバート・フランクとキュレーターの太田菜穂子氏との
約20年にわたる交流(1994 ~2014年)が
エントランスのガラスケースに展示されている。
50通を超える手紙の往来があったそうだけど
文鎮のような灰皿のようなものに施された写真もロバート・フランクの手製で素敵。
このミュージアムを訪れるときは いつも (たまたま) 雨なのだけど、今回も「雨の日にようこそ」と、素敵なフォトポストカードを 思いがけずに賜った。
清里フォトアートミュージアムの収蔵作品第一号はロバート・フランクの初期の写真だったそうで、100周年記念の今回の展示も素敵なご縁ですね…
ロバート・フランク生誕100周年記念展 「もう一度、写真の話をしないか。フランクと同時代の写真家たち」
清里フォトアートミュージアムにて、9月29日まで。