謹賀新年
あけましておめでとうございます。
今年は、時間をかけておせち料理を手作りしました。
ありがとうございます。
私と弟が幼い頃は、母も手作りしていたようですが、
多忙な日々の中で、だんだんと料理できる品が限られてきていた様子。
ですが、今年は、小さな台所で、母と二人、時折意見がぶつかりながらも、
「作らせていただきます」という気持ちで向き合いなさい、という母の言葉をしかと受け止め、
おかげさまで、美味しく出来上がりました。坂本家の伝統コロッケも添えて。
まさか、私もおせちを手作りする日が来るなんて。
深夜に跨いでのお正月の準備でしたが、疲労感より、達成感に満たされ、
初日の出も自宅から拝ませていただきましたこと、家族でお正月を迎えられたことに感謝いたします。
へこみ、あがき、模索し、泣き、笑い、喜び、考え、耐え、心を強くし、感謝する…
そのような連続の中で大きな愛に触れ、守られた一年。
おもいもよらぬ連続の中で、ぽッと希望の光が見えてくる瞬間がある。
背中を押してくれるのは、誰かの何気ない一言であったり、自身の冒険心だったり、
何よりも純粋な子供の心であったり。
今しかできないことがあること、毎日が奇跡の連続であることにも気づかされる学びの日々。
「明るくね 笑っていたら、大丈夫。ワッハッハーって、吹き飛んじゃうわよ」
電話越しに聞いた、いつも朗らかな、ある女性の太陽のような明るい声音を思い出します。
今、目の前にあることをイッショケンメイ、しなやかに、最善(ベスト)を尽くせたら・・・
どうか、笑顔あふれる 心豊かで 健やかな年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
令和三年 元旦 坂本三佳
2021.01.01