女性たちが黙々と 時折おしゃべりに華を咲かせながら
丁寧に靴下を編んだりマットを織ったり、なごやかな雰囲気で満たされている部屋の中。
私はここで古着の端切れで織られたマットを購入。
世界にひとつの手織りの敷物が私の部屋をほんわかと彩ってくれています。
この長さで千円ほど(千円しなかったかな?)
色も生地の組み合わせ方も決して機械では出せない味があって、なんとも素敵でしょう。
帰り際、チェリーのケーキやマラスキーノというお酒でおかあさん達がもてなしてくださいました。自家製チェリー酒をさくらんぼジュースだと勘違いした私はがぶがぶ飲んでしまい、ふらふらになりながらおかあさんたちとハグをして千鳥足で帰途につきました。
戦争中はこの国を離れていて辛いことがたくさんあったけれど、今はこうして織物をして慣れ親しんだ場所にいられるということが一番しあわせ。とおかあさん達が語ってくださったことはしっかりと覚えています。
Ličko Petrovo Selo 村にて