酒は微酔、花は半開ほどほどに
かなり前ですが、国立科学博物館にて【医は仁術】展を観覧し、印象に残った言葉。
酒は微酔、花は半開ほどほどに….. 医は仁心を以て行ふべし。
花は半開の五分咲きの時期に観るのがいちばんよく、酒はほろ酔い気分で度を超さない程度に飲むのが適量だということ。(その ‘ 程 ‘ の判断がなかなかむずかしいのだけれど。)医療行為はお金持ちでもそうでないひとにも思いやりの気持ちを持って平等に対処する。
現在の医療技術に至るまでの過程を辿りながら、古来人々が体と向き合い病気と向き合い格闘してきたのだと、肉体の神秘を感じずにはいられなかったけれど、
闘う、というより、働いてくれている自分の内臓、筋肉、細胞すべてに感謝しなくては、という思いが強くなる展覧会だった。
最後の映像シアターでの鉄拳さんのパラパラ漫画がじわっと沁みました。