Sri Lanka
戦火のなまなましい傷跡が残る建物のなかで何やらごそごそと仕事をしている男性2人を見かけました。近づいてみると何かを揚げています。
作っていたものの正体はキャッサバのチップス。キャッサバの皮を削り、油でジュワーッと揚げていました。これをおそらく移動式の屋台で売るのでしょう。心優しい彼らはそれをこっそりつまみ食いさせくれました。甘くて素朴な味が忘れられません。
スリランカ北部 ジャフナの石灰質の土壌で育まれた無農薬の野菜たち。どのように料理するかと言えばもちろんカレー。茄子やオクラ、たまねぎ、かぼちゃ、とうがらし 等々。野菜は全体的に小ぶりながらも味がぎゅっと凝縮され濃厚なのです。
スリランカ最北端の漁師村での活気に満ちた魚市場も忘れがたい。
この魚はどうやって食べるのですか?と聞けば、カレー。このイカは?やっぱりカレー。
でもね、スリランカのカレーは本当に美味しいんです。
インドほど脂っこくないからかしら。およそ20日間の滞在中、朝昼晩、毎日3食カレーだったけれど、ふしぎと飽きないスリランカカリー。
母娘で営む自家製ヨーグルト屋さんでいただいたヤシ蜜をかけた水牛のヨーグルトもさっぱりしていて美味でした。
番組では紹介しきれなかった
東海岸を北上して行く途中で見つけた意外な場所 … 温泉も。
Kanniya Hot Wells
ポヤデーのヴェサック祭りでは、老若男女問わず、貧しい人もお金持ちも軍人も警官も大人も子供も、ヒンズー教徒もイスラム教徒も分け隔てなく食べ物を無料でみんなで分かち合っていました。
それは、与えられた人も幸福であるけれど、与えた人もまた功徳を積むという意味で幸福であるとの考えからでした。
移動中のバスの中では仏塔が見えると手を合わせるとても謙虚なスリランカ人スタッフの姿がありました。
日本分割論でのジャヤワルダナ氏の発言にしても、東日本大震災発生後すぐに被災地へ赴いてくださったことにしても、なぜスリランカの人々はこんなにも日本のことを想って下さっているのか、、、との私の問いに対して大統領は 「仏教では、助け合うというのは当たり前なことなのです。困っているひとがいれば助ける。それがわたしたちの精神なのです。」とも仰っていました。
そのあたりまえがなかなか出来そうでできないのですが。
ジャヤワルダナ氏はまた、小国日本と、そして、国民のことを真に考えてくださっていた昭和天皇の凛としたお姿に感銘を受け尊敬されていたそうです。私たちが当た
そして、長距離を泳ぐゾウに出会えたことも、カエルが糞の中にいたことも、緊張のなか大統領にインタビューさせていただけたことも、みんなみんな奇跡でした!本当にありがとうございました!
次回、8月末に放送予定の「世界ふしぎ発見!」に出演します。詳細はまた追ってお知らせいたします。どうぞお楽しみに!