Tiny Tiny Volkswagen

投稿日: 2件のコメントカテゴリー: '12 Mexico

メキシコシティーのど真ん中で何やら細か〜い作業をしている男性。
彼のそばにはふしぎな小瓶がいっぱい。

何が入っているのだろう?
近づいて見てみるとどうやら色とりどりの粘土のようなもので作った小さな小さな作品を
これまた小さな瓶に納めている。

  

「15分あればできるよ。何がいい?何でも作るよ。」

「本当に何でも作れますか? えっと,,,じゃあ、緑色のワーゲンを作って下さい。」

「OK! どんなの?あ〜ちょうど通りかかった ああいうの?それともold one?」

「旧型。あ、今通りかかった、あれです、あれ。作れますか?本当に?」

「Sure. まかせて。」

と言い、迷うこと無くコネコネ練り始め「ところで、どうしてワーゲンなの?」とお兄さん。

「一昔前は、メキシコに来ると可愛らしい緑色のワーゲンのタクシーが沢山走っていたけれど、今はあまり見かけないですよね。」

「ふむふむ、あ〜、確かに以前はいっぱい走っとった。近頃じゃとんと見かけんな。」と、ずっと隣に腰掛けている地元のおじいさんが相づちを打つ。

「じゃあ、TAXIのロゴも必要だね」

「Sí. おねがいします。。。粘土作りは誰かに教わったんですか?」

「ぼくは小さい頃からこういう作業が好きだったんだ。学校の教室でもやっていた。誰からも教わっていないよ。ねぇ、ところでいつ日本に帰るの?」

「Tomorrow (明日)。」

「wow. じゃあ、あなたはラッキーだね。僕はいつもここに居るわけじゃないんだ。あちこち違う場所で作ってる。
もう一度会えますか?と尋ねられても大抵は会えないからね。」

と、お喋りをしているあいだに出来上がった、ちっちゃな ちっちゃなグリーンのVolkswagen!

わぁぁぁーーーーーーーー。

 

またまた増えた 世界に一つの 私の”お気に入り”。 Gracias!

Viva! Tacos!

投稿日: 3件のコメントカテゴリー: '12 Mexico

お昼に立ち寄った屋台のタコスも絶品!
チョリソーや、アボカド、トマトやサボテンをトルティーヤに挟み 道端でガブリと立食するサラリーマンたち。
アメリカや日本で食べるタコスとは何かが違う。素朴さのなかにも素材の旨味がぎゅっと詰まっているような…

タコスの屋台、日本でやったらきっと流行るよね。でも煙がね…。なんて話しながら、
それでもやはり、その土地のものはその土地でいただくのが一番なのだと気づかされる。

 
 
屋台の周りに溢れていた活気と笑顔。
タコス屋のハンサムなおとうさん(兄弟)の 帽子とおひげも格好いい。

Breakfast at Mexico!

投稿日: 2件のコメントカテゴリー: '12 Mexico

メキシコシティに滞在中ささやかな楽しみにしていた屋台の朝ごはん。
周辺のカフェやレストランがまだ開店していない早朝も、他店がお休みの日曜の朝も
母娘で営むその屋台はいつも地元の人でにぎわっていた。

ホットショコラ、珈琲、フルーツ、手作りヨーグルトに、種類豊富なパン。
あのドラム缶の中には何が入っているんだろう??ふしぎそうに見ていた私に
「うまいぞ!」と唇の前に指をあてがい(イタリア人がするようなあのジェスチャーで) 促す陽気なおじさん。

そのジェスチャーに誘われるまま注文をしてみると、トマトを煮込んだトルティーヤのよう。うん、確かに
アツアツで旨いのだけれど、後から後から辛さが全身に広がり、汗がにじみ出る。でも、旨い!

屋台の娘さんはあまり愛想がよくなくて、お勘定の時 ちょっとコワい。
そんな娘さんに対して「わからない日本人にも教えてあげなさい」(と言っていたかどうかは分からないけれど) 屋台のお母さんは優しかった。

ごめんなさいね、スペイン語 わからなくて。。

コーヒー10ペソ、50円くらい?トルティーヤ40ペソ、240円くらい? パンとコーヒーを買っても150円程。安い!

フルーツ盛りだくさんのフレッシュジュース。作りたてをその場で少し飲めばまた足してくれるのだけれど容器が巨大でジュースだけでもお腹がふくれる。

明日も来ますね。明日の明日も。そのまた明日も・・・ きっとね 。